憧れの電算機
思い切り文系人間のくせして、
子どもの頃から理系の人達の文化に
形だけでも入りたがってしまうトトロさんであります。
スティーブジョブズ的にかっこよく言ってしまえば、
文系と理系の交差点に立ってモノを見たいんです。
(それで僕も風をあつめて、青空をかけたいんです。青空を、ええ。)
そんな私にとって
Raspberry Pi - Teach, Learn, and Make with Raspberry Pi
に端を発して、世界中で加熱しつつある
シンプルなミニ自作PCキットのブームはもちろんかなり気になる動き
特に高級メガネの里だけでは飽き足らず、
JK活用、ももクロとのタイアップなど次々に話題を繰り出してくる
8bitPC IchigoJam
などはMSX育ちなもので直撃されてしまい、
20数年ぶりにBASICのお勉強をする始末。
しかし、これらのおもちゃの本来の製造目的は、
後進国の子ども達や学生に安く、正しくPCを学んで貰おう!という主旨のはず。
(その割に秋月とかでは同世代しか見かけ・・けほんけほん)
いまや40を超えたおっさんであるトトロさん。が遊んでていいのか?
という自問自答がなかったわけではありません。
そんな折、我が心にどストライクに刺さったのがこのマシン
株式会社 技術少年出版 8bitマイクロコンピュータキット Legacy8080 CP/M-80互換OS搭載、Z80上位互換CPU Z8S180 搭載
そう、かのビル・ゲイツ(二世)が、マイクロソフト創業のきっかけとし、
ジョブズとウォズニアックにアップルを作らせる刺激を与えたと言われる
伝説のマシン!Altair8800(アルティアと発音してください。)や、
秋葉原で最初にマイコン少年達を育成したと言われる本田通商にて
販売されていたというIMSAI8080などの創世記のパーソナル・コンピュータを
今の技術で忠実に再現したスーパーマシンであります。
CPUには今も製造されオリジナルZ80のメーカーである
ザイログ社が製造した上位互換CPU Z8S180が搭載され、
当時はなかったザイログインサイドの刻印まで入ったこの一台
当時のままの操作も可能でありながら、
当時はなかったUSBやMIDIまで搭載し、
WindowsPCをクライアントに使えたりもします。
Maker Faire Tokyo 2013における8ビット・マイクロコンピュータキットLegacy8080 - YouTube
先日、秋葉原某所でやっと実機のデモを見たのですが、
(SC-8850が繋がってMIDI演奏してたのでぶっ飛びましたが)
その高級な質感に掴まれてしまい、まいってます。
実用性や機能、スピードを考えたり、現代のPCとけっして比べてはいけません。
が、圧倒的なその存在感!!
そして完全受注生産で、注文を受けてから
一台一台丹精にまごころ込めて手作りでお届けします!(八王子から)
というのがよくわかるこの見た目と潔いシンプルな中身。
最初、数千円で買えるおもちゃ以下のマシンに
この値段はないな・・と思っていたのですが、
実機を一目見たら、私、間違っておりました・・・と反省。
性能とか、理屈じゃない!!
この一台をでーんと家に構えて、
我が家のメイン電算機としてお迎えしたい!!
いっそ昔の家具調テレビとか、黒電話みたいに、
手編みのレースのカバーとかつけて、
もう我が家で一番高級で大事な家電なんです!!みたいに扱いたい!!
そんな欲求にかられて仕方ないのです。
あとはなんとか受注生産が終わらないうちに、
ポチッとなできる勇気と侠気、そしてお金
必要なのはそれだけです。
(それ一番大事)